V2Hの補助金は神奈川のどの市で出る?金額と「EVが必要」などの条件

2026-09-17 各市の公式ページを確認して執筆

V2Hは、電気自動車に貯めた電気を家で使えるようにする充放電設備です。当サイトが掲載している神奈川県内の市の制度のうち、V2Hを補助の対象に含むのは6市の6制度でした。金額は3万円から20万円まで開きがあり、条件も市ごとに違います。この記事でわかることは3点です。

  • V2Hに補助を出している市と、その金額・受付状況
  • 電気自動車や太陽光が必要かどうかの違い
  • 国の補助と重ねるときに確かめること

受付中の5市の金額と状況

2026年9月17日に公式ページを確認した時点で、受付を続けているのは次の5市です。

小田原市は残りが2件しかなく、相模原市は申請が予定件数を超えると抽選になります。工事の日程を決める前に、各市の最新の表示を見てください。

受付を終えた海老名市

海老名市 環境保全対策支援事業補助金もV2Hを対象にしていました(1設備3万円または経費の3分の1の低い方)。ただし2026年8月25日に、申請件数が予算上限に達したとして全設備の受付を終えています。次の年度に再開するかは、市の公式ページで確かめる必要があります。

南足柄市は電気自動車の区分に「充給電システム」の補助(1台あたり上限5万円)を設けています。当サイトは住宅設備の制度だけを掲載しているため、この区分の個別ページはありません。

電気自動車や太陽光の要否

V2Hだけを付ければもらえるとは限りません。市によって、ほかの設備を持っていることが条件になります。

  • 電気自動車が必要:小田原市は「電気自動車が導入されている又は同時に導入することが必要」と定めています。家から車へ充電するだけのコンセント型の設備は対象外です。
  • 太陽光が必要:相模原市の自家消費コースは、V2Hも蓄電池も太陽光発電との連系が必須です。太陽光は新しく付けても、前から付いていても構いません。
  • 機器の指定がある:綾瀬市は、次世代自動車振興センターの「補助対象V2H充放電設備一覧」に載っている機器に限ります。横浜市は、国の補助対象の設備かCHAdeMO協議会が認証した設備が対象です。
  • 買い替えは対象外:横浜市は新たに設置する場合だけが対象で、V2Hから別のV2Hへの買い替えは還元を受けられません。

相模原市・綾瀬市・鎌倉市・小田原市・海老名市の5市は、要綱や案内に所得制限の規定がありません。

国の補助と重ねるときの確認

国にもV2Hの補助があり、窓口は一般社団法人次世代自動車振興センターです。当サイトは国のV2H補助の制度ページを掲載していないため、受付状況は同センターの公式サイトで確かめてください。

市の補助と重ねる場合は、市ごとの決まりが違います。

  • 綾瀬市は、国や他の自治体から受けた補助金の額を対象経費から差し引いて補助額を計算します。
  • 小田原市は国や県の補助と併用できますが、相手の制度が併用不可と明記していれば使えません。
  • 鎌倉市は、国の「重点対策加速化事業」の補助金との併用ができません。
  • 相模原市は、国や県の制度によっては併用できない場合があると公式に注記しています。

重ね方の基本は補助金の併用入門で説明しています。V2Hと一緒に蓄電池も考えている人は、蓄電池の補助金を国・県・市の三層で整理した記事もあわせて見てください。

申請の前にすること

  1. 市の公式ページで受付状況を見る:小田原市の残り件数や横浜市の進捗は、更新のたびに変わります。予算が尽きたときの見分け方は予算がなくなったらどうなるかにまとめました。
  2. 設置前に出すか、設置後に出すかを確かめる:綾瀬市と相模原市は設置が終わってから申請します。相模原市は完了した時期で第1期と第2期が分かれ、第1期に完了した設備を第2期にまとめて出すことはできません。
  3. 処分の決まりを知っておく:綾瀬市はV2Hの財産処分制限期間を5年と定めています。期間内に外したり譲ったりする場合の扱いは処分制限期間の話で整理しました。

補助金の手続きに慣れた施工業者の探し方はリフォーム業者の選び方で説明しています。

本記事の金額・受付状況は2026-09-17時点で各市の公式ページを確認したものです。小田原市のV2H枠は募集5件のように、件数が少ない制度があります。当サイトが掲載していない市や町にも制度がある場合があります。申請の前に必ずお住まいの市区町村の担当課と各制度の公式ページで最新の内容をご確認ください。